今日バスに乗って外を見ていたら、カラスが歩道で何か黒い塊を貪っていました。
最初、カラスの死体かなんかだと思い「共食いか・・・」と思っていたんですが
バスが横を通り過ぎる時によーく見てみたら、黒い猫の死体でした。
動体視力はあまりないし背中側を見たので絶対そうだと言い切れるわけではないのですけど
カラスより一回り大きくて、猫っぽい尖った耳が二本見えたので、99%猫だと思います。
通常自分の死期を悟ると自ら姿を消す猫があんなに人通りの多い場所で死んでいたということは、恐らく車にでも轢かれたのだと思います。
あの猫はそのうち燃えるゴミとして片付けられるのでしょう。
供養も何もしてあげられなくてごめんね。
でも今日、あの子を見つけられて良かったと思います。
あんなところであんな死に方をして。独り寂しく身体が痛いまま死んで。死んだあとカラスに貪られるなんて。
あのまますぐに誰かがあの子のことを何とも思わないままゴミとして処理してしまったら、あの子は何のために生まれたのでしょう?
私はあの子が生きてたということを絶対忘れません。
もしかしたら、あの子は自分の存在を誰かに気付いて欲しくてあそこで死んでいたような気もしてなりません。
そしてその存在に気付いた私だけでも、あの子がきちんと成仏できるようにと祈ろうと思います。