真田主従と伊達主従のお話

真田主従と伊達主従で決定的に違うのは主の立場と従者の立ち位置ですよね。
佐助は幸村に仕えているけど、武田にはお館様がいるし幸村は大将というにはまだまだ未熟だから
伊達主従と違って主が完全に上の立場って状態に見えない。
幸村が揺らがないように支えながら、時には元気付けたり叱咤したりして
彼の成長を親のような気持ちで見守ってるって感じ。
逆に政宗は領主であり国の皆を守って引っ張っていかなきゃいけない立場で
幸村にはない自立心とか責任感とかそういったものはキチンと持ってる。
そして小十郎はそんな政宗を下から支え、また同時に戦では対等の立場で後ろを守ってる。
見守ると守る。似てるようで全然違う。
佐助は上から引っ張るように支えるし、小十郎は下から持ち上げるように支える。
そんな全然違う二組だけど、どっちも従者がいい味出して主がますます魅力的になるから
どっちも好きなんだよなあ。