ふた昔前のお話

今日の脳内ソング


ちょっと、かすかに懐かしい話をしてみようと思う。
何のお話かというと、ふた昔ほど前に流行った、アレの話。
そう。


死にかけ人形。


なんかもう記憶がほとんど薄れ禿きってるからアレがどんなものだったかもよく覚えていない。
ただ一つ言えるのは。


私は死にかけ人形が理解できる年代だったはずなのに、理解できるほどの度胸を持っていなかった。


ということ。
なんでだろうなぁ、今見たらきっと可愛いと思うんだけどなぁ。
と思ってこの日記を書く前に検索してみたんだけど、やっぱり写真なんて載ってるわけないか…
いや、オークションで調べたらあるかもしれないけど、いろんなサイト見てるうちにだんだん見たくなくなってきた。
そこまで怖いものではないとわかっているんだけど、ほら、トラウマってやつがあるから。
昔、物凄く怖い思いをしたから、今も見るのが怖いんだろうね。
それでなくてもとある二人組(笑)にアレで苛められた記憶があるからさぁ。
嫌だ嫌だって言ってるのに目の前に持ってきたりね。
あれは、ホントに、死に晒せというか、いっぺん逝って来いというか、なんというかもう殺意が沸いたね。
あのやりとりがあったから余計嫌いになったのかもしれない。
今でも覚えてるよ。


「ほら大丈夫だよ、何もないってー」という二人組の声が横で聞こえる中で。


薄目を開けた目の前にアレが迫っていたことを。


あのちぎれかけの腕、破れた服、鎖、釘、飛び出た目、血が。


ほとんど覚えてないとはいえ、それだけはもう確実に私の心を支配している。
全てにおいて理解できなかった。
あれって何種類あったんだろうね。欠片も見たくなくて店で売場に近づくのも避けていたよ。
そのうちトーンと消えたけどね。
あのブームって、結局なんだったんだろう…
ちょっと勇気を出してみてみたい気もするが、グロ画像とか見れない体質なので、多分アレももう見ることはできないだろう。
いきなり画面にドーンと出て来られたりとかね、失神。
何種類くらいあったか覚えてたら教えてくださいな。