ROの真面目なお話

ROのお話。今日はちょっと真面目な話にしたい。
とあるROプレイヤーの人のブログをよく読んでいるんだけど
その人がある日モンスターの経験値の話の中で「昔(R化前だと思う)はRO内の複数の上級狩場では経験値が概ね拮抗していたが、今はそういう狩場がほとんどなくなって効率が良い狩場と悪い狩場が極端すぎて、皆が同じ狩場に殺到してしまう」と嘆いていた。
それを読んで確かにそうだなと思った。ROはいろいろなマップがあるのに、全然行ったことのない狩場や何故こんな狩場があるのかというマップが多すぎると思ったことは多い。
しかし私の記憶の中では狩場の経験値が拮抗していたなんて記憶はない。狩場に人が殺到することは前からあった。知っている限りではアヌビス、オットー、ブリライト。
飛び抜けて効率がいいなんていう話ではなくて、もはやここに行かないとレベル上げのモチベーションが続かないというような、ある意味強制させられているような状況だった。他の狩場の経験値が少なすぎると感じたのもあったのかもしれない。
私はその時代からしか生きていないので経験値が拮抗していた時代は知らないが、確かに昔の人からすれば今の状態は一極集中で非常にプレイし辛い環境なのだろう。
でも本当にそうなのだろうか。むしろ今の状況を望んだのは昔のプレイヤー達そのものなのではないだろうか。
複数の狩場で経験値が同じくらい。その日の気分によって狩場を変えて楽しめる。それも確かにネトゲの醍醐味だろう。でもその時代のプレイヤーが望んだのはそんなことではなくて、もっと超効率の狩場の存在なのではないだろうか。
そもそもROというのは昔は転生キャラだとレベルを上げるのが難しすぎて、特にソロなんかは一人を転生オーラにすることすら果てしない遙か彼方の目標だった。
そんな人達が求めたのが、ソロでも行ける超効率狩場。今で言うバリオなんかだったりするのではないか。
速くレベルを上げて強い狩場でもっともっと爽快に戦いたい。そんな人たちの願いが、今のROを作り上げたような気がするのだ。
更に今はキャラスロットの数も増え、三次職もできて能力のインフレが激しくなってきている。課金装備も多い。そんなゲーム内でいつまでも「狩場を選んでチマチマ」プレイなんかしてられないのではないかと思う。
強い狩場や金銭狩場でプレイする人達にとってレベル上げはもはや作業でしかない。作業とはいかに効率を良くするか。それを考えた結果が、毎日同じように通えて同じように狩り、同じだけ稼げる狩場だったのではないだろうか。
しかしそんな狩場が多すぎるとゲームバランスが崩壊してしまうから、狩場の数は極力少なくする必要がある。その結果一つの狩場に人が集まってしまう現象が起こるわけだ。
そう考えると今のROの狩場状況は理解できるような気もする。今の時代いろいろな狩場で戦うことより身内同士でワイワイやる人の方が多そうだし。狩場なんて選ばなくてもいいやっていう人がいっぱいいそう。
私も変幻する超効率狩場に乗っかったり振り回されたりすることが多かったけど、それでも今まで続けてきたおかげで廃課金装備なんてなくてもほとんどのキャラが三次職になった。
だから今まで不遇の扱いを受けていた人達は、本来なら嘆くべき狩場の変遷に助けられたと言えるだろう。
R化になってRRになって更にRRRになってプレイヤーの数が減り続けている今、そもそも嘆くほど狩場に人が集中することがなくなってきているわけだけど。