また会う日まで


「また会う日まで」という言葉。
好きだけど、とても嫌い。
なんか、自分勝手な気がする。
「また会う日まで」って、つまり、「また偶然会うことがあれば、その時まで元気で」でしょ?
そんな自分勝手な約束しないで欲しい。
偶然会うことがあれば、って、自分から意識して会うことはないんでしょ?
もしかしたら今生の別れかもしれないのに、何でそんなの軽軽しく言うことができるんだろう。
言われた人は、言った人のことをずっと待ち続けて、また会えるのを楽しみにしてるかもしれないのに。
言った人自身は、そんなこと気にもとめてない。言ったことすら忘れてるかもしれない。
何か、悲しいな〜。
もしそれで死んでしまったりしたら、もう会えなくなるんだしさ。
次に会うのが、死に目だってこともありえるんだよ。
切ないな。
「会えないかもしれないのに会う約束をする」ってのが、寂しい。
でも、やっぱり好きな言葉なんだよ。
何の根拠もないのに、またいつかきっと会える、って無条件で信じられるんだから。
いつどこでこういう風に会おう、って約束するよりも、会った時の嬉しさが遥かに大きいと思う。
そして、その矛盾する二つの気持ちが、たまらないんだと思う。
この「また会う日まで」って言葉は。
そんなことを、つらつらと考えてみた、今日この日も。
また会う日までと約束した多くの友人は、元気に過ごしていたのだろう。