ちょっと暗い話ですが

今、「アンインストール」という歌を聞いていました。
「ぼくらの」というアニメの主題歌だそうで、そのアニメが人の死をテーマにしたものすごく重い話なんだそうですが。
ようつべで見ていました。
そしてコメントのところに「現代人は人の命も自分の命も軽く見すぎてる。地球上の60億の命は全てたったひとつしかない大切なものなのですからもっと命を大事にするべきだ」みたいなことを書かれていた。


私もこの歌を聴いて確かに感動したけど、歌を聴いただけでそこまで地球上の人間の命を大切に思えるって逆にすごいとおもう。
そして人間は自分が死ぬ間際なんて他人に対してどんな行動をするか分からないのに、自分の一存で「現代人は命を軽く見すぎてる」とか「命は尊いものだ」とか勝手に言わないで欲しいと思った。
確かに命は尊くて大切なもので一人一つしかもっていないんだけど、世界中の人がどんな思いで生きてるのかさえ分からないのに「簡単に死ぬなんてもってのほか」とか言われても…
それこそ苦しくて生きてるのが辛くて、死んだほうがましだと思うくらいの人もいるかもしれない。誰もが命を大切に思えるわけがない。
どんなに苦しくても生きなきゃいけないなら、どうして安楽死なんてあるんだろう。苦しいのにどうして「死を選ぶこと」がそんなに悪いことなんだろうと思う。
まあ現代人はその辺りの一種の諦めの境目みたいなのが簡単になってきてるからなんだろうけどね。それに「綺麗な死」っていうものが最近になって描かれすぎなんだよね。
石にかじりついてでも生きたいと思う心がなくなってきてるんだろう。「死」が美化されてるんだろう。だから現代人は何かあるとすぐに「死」を口にする。
コメントに書かれていたことはそういうことを言いたいんだろうけども、でも私は納得できない。
人間なんて所詮「死」を想うくらいしかできないのに、まるで自分は「死」を操作できるかのような感じでは言って欲しくない。
人間が「死」について考えるなんて、本当はやってはいけないことだと私は思う。だから医療の発達とかもあまり好きではない。
人が死ぬのは悲しいことだけど、人の命を操作するなんて人間ごときがやっていいことじゃないと思う。
それこそ、信じてないけど神への冒涜のような気がする。
まあ目の前に死にそうな人がいたら自分にできることはなるべくやろうとは思いますけど。
でもやっぱり「人間」が誰かの死についてえらそうに語るなんてこと、してはいけないことだと思うんだよね。
相変わらずわけ分からなくなってきたのでこの辺でやめます。
「アンインストール」聞きながら書いてたら書きたいことがまとまらなくなった。